トップ > 協会の活動 > OTC医薬品産業グランドデザイン

おくすりに関する様々なニュースや、日本OTC医薬品協会の活動についてのご案内です。
OTC医薬品産業グランドデザイン

〜 2025年に向け健康長寿社会の一翼を担うために 〜
当協会では、国民の「健康寿命の延伸」への貢献を見据え、目指すべき10年後のOTC医薬品産業の在るべき姿を、「OTC医薬品産業グランドデザイン 〜 2025年に向け健康長寿社会の一翼を担うために 〜」(以下、グランドデザインと略す)として策定しました。

グランドデザイン策定の背景や狙い、今後の進め方は、次の通りです。
@ 少子高齢化・人口減少等により、日本の社会情勢や国民の価値観が大きく変化している。
A 「日本再興戦略」に国民の「健康寿命の延伸」が目標として取りあげられ、その解決策の一つとしてセルフメディケーションの実現が位置づけられた。
B OTC医薬品産業はセルフメディケーションの推進に向けて大きな役割を果たし得る。
C 国策も踏まえ、中長期的に捉えたOTC医薬品産業の在るべき姿(グランドデザイン)の発信が重要である。
D 国民に受け入れられるために、当協会だけではなく、行政や関係する団体・業界など、 様々なステイクホルダーと10年計画の行程表を作成し、協働して推進していく。

2025年のOTC医薬品産業の在るべき姿として、グランドデザインの具体的内容は以下の3本柱をビジョンに掲げました。

1.国民の健康寿命延伸に向けて、セルフメディケーション(セルフケア)が貢献
1) 公的医療保険(皆保険)制度を基盤として、セルフメディケーション(セルフケア)が 食事、運動、睡眠、禁煙など幅広い健康知識と共に国民へ浸透し、病気や怪我に 対しては、「未病」「予防」「早期手当」等の正しい対処方法が理解され、薬剤師に よる「受診勧奨」体制が整い、国民の健康寿命の延伸に向けた行動変容へとつなが っている。
2) 義務教育から始まる、世代に合わせた健康に関する知識と啓発が進み、学校教育と共に、医師・保健師・薬剤師・登録販売者など専門家支援のもとセルフメディケー ション(セルフケア)を習得・実践できる体制が整っている。

2.セルフメディケーション(セルフケア)を実践する場として「街の健康ステーション」が 定着
自助、共助による健康寿命の延伸を具現化する場として、医療機関とともに、薬局・薬店・ドラッグストアなどが地域包括ケアに貢献できる体制を支えている。

3.健康寿命の延伸のためのJAPAN ModelがASEAN中心に波及
日本の公的保険制度と保険外によるセルフメディケーション(セルフケア)の相互補完的 体制は、世界的に少子高齢化が進む中で、JAPAN ModelとしてASEAN中心に波及 し、その中で日本のOTC医薬品の活用が進んでいる。 また、この在るべき姿(3本柱)を立てるために、3つの環境作りに取り組んでいきます。

1. 国民の健康寿命延伸のための行動変容を支援する環境作り
2. 専門家の支援を得られる環境作り
3. JAPAN Modelを波及できる環境作り

この3つの環境を作りあげるために、各々を基本戦略と具体的戦術に落とし込んでおり、各戦術が実現した暁の2025年度の市場予測を国内・海外合計で2兆1,500 億円(小売ベース)としています。OTC医薬品産業は10年後に「2兆円産業」を目指します。

[国内市場予測](小売ベース)  
 2015年度予測:1兆1,000億円  
 2025年度予測:1兆8,000億円(年率5.05%成長)
[海外市場予測](小売ベース)  
 2015年度予測:2,050億円   
 2025年度予測:3,500億円(年率5.5%成長)1ドル≒109円換算
[国内・海外市場予測](小売ベース)  
 2015年度予測:1兆3,050億円   
 2025年度予測:2兆1,500億円

併せて、グランドデザインを画餅としないために、既に各戦術の実現に向けた行程表、当協会内の担当組織、行政を中心に想定されるカウンターパートを立案しています。

グランドデザインに掲げた在るべき姿(3本柱)実現のために、今後も、生活者を中心に置き、当局との協議ならびに関係団体・業界の皆様との連携を強化してまいります。

よろしくお願いいたします。
>>記者会見配布資料はこちら(PDF:725KB)