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くすりの正しい使い方 高齢者と薬
高齢になると、内臓の機能が低下して薬の代謝・排泄が遅くなるため、薬の作用が強く現れるおそれがあります。慢性の病気や複数の病気を抱えて、多種類の薬を使用しているケースも増えてきます。

薬の購入・使用時の注意

薬を購入するときは、現在使用しているすべての薬を必ず薬剤師に伝えるとよいでしょう。「お薬手帳」は持参しましょう。
高齢者は一般成人と同じ量を使用すると、効き目が強く現れてしまう場合があります。医師、薬剤師などに相談して使用しましょう。

周囲の人も協力を

加齢に伴い、嚥下機能が低下して薬を飲み込みにくくなったり、指先の力の衰えや目の老化から薬を取り出しにくくなったりしてきます。また、認知症や記憶力の衰えだけでなく、複数の薬を使用する機会も増え、管理が難しくなる場合もあります。
家族など周囲の人が薬の使用や管理に協力して、使用時の注意点などを医師や薬剤師に確認し、使用時にはそばにいるようにするとよいでしょう。また、薬管理用のケースやカレンダーなどを活用するのも効果的です。