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PART3
痛み止めと呼ばれる鎮痛薬には、さまざまな種類があり、人それぞれ一番合った鎮痛薬は異なります。また、大人用のアスピリンを15歳未満の子どもにのませたり、お酒をたくさんのむ人がアセトアミノフェンの配合された薬をのんだりすると、有害な作用が発生することもあります。

また、鎮痛薬にはアリルイソプロピルアセチル尿素やブロムワレリル尿素が含まれているものがあります。これらは鎮静成分なので、眠くなると困るときや、車の運転をするときは避ける必要があるでしょう。

しかし、これらの成分は鎮静作用、つまり気分のイライラなどを静める働きもあるため、鎮痛薬の効果をより高めてくれます。とくに、月経痛や痛みを早く静めたい方にはお薦めします。 

一種類の鎮痛薬をのんで効果が出ない場合や、一ヶ月間に十日間以上も鎮痛薬をのむケースは、薬剤師に相談してください。別の鎮痛薬に切り替えたり、医療機関を受診することをお薦めします。

「鎮痛薬は早めに使うのが効果的です。
そして、正しく選んでください」
と堀氏


医薬情報研究所
株式会社エス・アイ・シー

堀 美智子 氏
鎮痛薬には、のみ薬以外にも湿布や塗り薬などがあります。貼り方や塗り方によって効き目が違うので、薬剤師に使い方を質問してください。

例えば、暑い季節にひじやひざの関節に湿布を貼る際、汗で蒸れて湿布がはがれやすくなります。人によっては、肌がかぶれることもあります。そんなときは、湿布に切れ目を入れることで、関節に湿布がフィットするだけではなく、物理的刺激も少なくなり、かぶれを防げます〔左図〕。

最近では、インドメタシンやフェルビナクという成分などが配合されている湿布や塗り薬が発売されています。これらは、痛みを止め、炎症などを抑える効果を持つため、従来の湿布や塗り薬よりも効き目が強いと言われています。
湿布や塗り薬で痛みがとれない場合は、他の病気が原因の痛みである可能性もあります。そのときは、必ずかかりつけ医を受診してください。

鎮痛薬は、痛みを感じたらすぐに使うのが理想的です。かなり痛くなってからでは、なかなか痛みを抑えることができません。なるべく早めに鎮痛薬を使い、痛みの悪循環を防いでください。

また、薬に同封されている添付文書をよく読み、内容が分からない場合は、遠慮なく薬剤師に質問してください。
薬剤師は、みなさんがセルフメディケーションを実践されるために、必要な情報を提供することでお役に立ちたいと思っています。