
カルシウムは体の中でどのような働きをしているのですか?
カルシウムは骨や歯に99%存在し、残りの1%が血液や筋肉、細胞膜に存在し、成長期の骨や歯の形成、神経伝達、血液凝固、筋肉の収縮、ホルモンの分泌など重要な働きをしています。
カルシウムは1日にどのくらい摂れば良いのですか?
厚生労働省から発表されている「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によりますと成人の推奨量は男性で700r〜800r、女性で650rとされております。| 年齢 /性別 | 男性 | 女性 |
| 推奨量(mg/日) | 推奨量(mg/日) | |
| 1〜2歳 |
450 | 400 |
| 3〜5歳 |
600 | 550 |
| 6〜7歳 |
600 | 550 |
| 8〜9歳 |
650 | 750 |
| 10〜11歳 |
700 | 750 |
| 12〜14歳 |
1,000 | 800 |
| 15〜17歳 | 800 | 650 |
| 18〜29歳 | 800 | 650 |
| 30〜49歳 | 750 | 650 |
| 50〜64歳 | 750 | 650 |
| 65〜74歳 | 750 | 650 |
| 75歳以上 | 700 | 600 |
骨粗鬆症とはどういう病気ですか?
骨粗鬆症は、加齢などにより骨の量が減少し、骨に鬆(す)が入ったように骨の中がスカスカの状態になり、骨がもろくなる病気です。その結果、わずかな衝撃でも骨折をしやすくなります。
骨粗鬆症は男性よりも女性が多いのですか?
女性は閉経により、女性ホルモンのエストロゲンの分泌低下が骨密度を低下させるため、特に女性に多くなります。
骨粗鬆症を予防するためにはどうしたらよいでしょうか?
骨をつくる重要な栄養素はカルシウムですが、日本人は一般的に不足しがちです。骨粗鬆症の予防には、小魚、乳製品、ひじき、わかめなどの海藻類、小松菜などの緑黄色野菜のカルシウムの多い食事と、適度の運動や日光に当たることを心掛けることが必要です。