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胃腸薬は、いつ飲めばよいですか?

胃腸薬は、食前、食後、食間といったように、製品によって適切な服用のタイミングがあります。
薬をより効果的に服用するためにも、説明書をよく読んで正しく服用しましょう。

「必ずかみくだいて服用」と記載されている薬を、かまずに飲み込んだらどうなりますか?

「必ずかみくだいて服用」と記載されている薬剤は、かまずに飲み込むとのどにつかえるなど危険なことがあります。必ずかみくだいて服用してください。
このような記載のある胃腸薬(チュアブル錠)は、かみくだくことにより成分が唾液とよく混ざり、制酸効果、粘膜保護効果等が発揮できるように工夫されております。

説明書に「腎臓病の人は医師、薬剤師又は登録販売者に相談を・・」とありますが、なぜですか?

胃腸薬に含まれている制酸成分には、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウムなどを含む化合物が多く用いられています。これらは、一部、体内に吸収されます。腎臓機能が健全であれば、これらの余分な成分は直ちに排泄されますが、腎臓病の人では排泄が遅れ、一時的に体液中のナトリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウムなどの濃度が高くなり、種々の副作用を起こす可能性があります。
また、腎臓病の人がグリチルリチン酸等を含む胃腸薬を多量に使用すると、尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等の症状が現れる可能性がありますので、この注意が記載されています。
また、H2ブロッカーの場合、腎臓の病気を持っている場合は、薬の排泄が遅れて作用が強くあらわれることがありますので、服用しないで下さい。
製品の説明書をよく読んで正しく服用しましょう。

胃腸薬に含まれる制酸剤が、便秘または下痢を起こすと聞きましたが、本当ですか?

胃腸薬に含まれている制酸剤は、その成分が胃酸と反応して、一部がアルミニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等になり、それらが便秘や下痢を引き起こすことがあります。

効能及び効果に「さしこみ(疝痛・癪)」とあるのは何のことですか?

胸や腹のはげしい痛みのことです。胃痙攣、胆石症発作、腎結石発作、腸閉塞などが原因と言われています。(参:広辞苑 第4版)