閉経(卵巣の活動性が次第に低下し、月経が永久に停止すること)前後の約10年間が更年期であり、この期間に現れるさまざまな症状の中で他の病気を伴わないにもかかわらず、症状が重く、日常生活に支障を来すものを更年期障害とよびます。更年期は誰にでも訪れますが、更年期障害は誰でも起こるものではなく、全く症状を感じない方もいます。
更年期障害の主な原因は、卵胞ホルモン(エストロゲン)の低下で、これに年齢に伴う身体の変化や心理的な要因、環境因子などが複合的に影響することで症状がでると考えられています。 なお、男性にも更年期障害として、加齢による男性ホルモンの減少のため身体的、精神的な症状、性機能障害が起こることがわかっています。