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  • おくすりQ&A おくすりの種類で選ぶ眠気防止薬

カフェインの入った眠気防止薬を使用することがありますが、お茶やコーヒーにはカフェインがどのくらい入っているのでしょうか?

およそ以下のとおりです。

カフェイン量(液体:mg/150ml、チョコレート:mg/100g)
せん茶 30mg 〔浸出法:茶10g/90℃ 430ml、1分〕
番茶 15mg 〔浸出法:茶15g/90℃ 650ml、0.5分〕
ほうじ茶 30mg 〔浸出法:茶15g/90℃ 650ml、0.5分〕
ウーロン茶 30mg 〔浸出法:茶15g/90℃ 650ml、0.5分〕
紅茶 45mg 〔浸出法:茶5g/熱湯360ml、1.5〜4分〕
コーヒー 90mg 〔浸出法:コーヒー粉末10g/熱湯150ml〕
チョコレート 25mg 〔カカオ分の割合/表示なし〕
チョコレート 120mg 〔カカオ分の割合/99%〕
(五訂 日本食品標準成分表、国民生活センター「高カカオをうたったチョコレート」より)

ドリンクタイプの眠気防止薬を朝1本飲んだだけで、夜になっても眠れません。なぜですか?

他にコーヒー、紅茶、お茶、カフェイン入りの清涼飲料水等の食品、またカフェイン含有医薬品(かぜ薬、解熱鎮痛剤、ドリンク剤、鼻炎用薬、鎮咳去痰薬など)によるカフェインの過量摂取も考えられます。

カフェインの入っている眠気防止薬を購入したところ、「心臓病と診断を受けた人は服用できない」と説明書に記載されています。なぜですか?

カフェインは心臓の収縮や心拍数を増やし、心臓に負担をかけ、心臓病を悪化させる可能性があるためです。

胃潰瘍と診断されていますが、眠気防止薬を服用しても大丈夫ですか?

カフェインには胃酸の分泌を促進する働きがあり、胃酸が出すぎて胃潰瘍を悪化させる可能性があるため、服用できません。
また胃酸過多の方も、症状を悪化させる可能性がありますので、服用できません。

眠気防止薬を13歳の子どもに服用させても大丈夫ですか?

15歳未満の方は服用できません。

眠気防止薬を連続して服用しても大丈夫ですか?

一時的に眠気を防止する目的で服用されるものですので、短期間の服用にとどめて、連用しないでください。用法・用量をお守りください。