2023年3月末申告実績
セルフメディケーション税制の活用が拡大!
2022年分のセルフメディケーション税制 申告者数は、前年の2.8万人から4.3万人へと約1.5万人が増加しました。これは、2022年1月より税制の対象品目が大幅に拡大されたこと、マイナンバーカードの普及と共に申請手続きが簡素化されたことの他、コロナ禍で解熱鎮痛薬やかぜ薬などOTC医薬品によるセルフメディケーショ
ンへの取組みが増えたことなどが影響したと考えられます。
医療費控除とセルフメディケーション税制の申告者数の推移

2022年にセルフメディケーション税制の
「対象品目拡大」と 「申請手続きが簡素化」
■対象となるOTC医薬品が拡大
2022年1月1日から対象症状が、「風邪の諸症状(熱・頭痛、咳や痰が出る、喉の痛み等)」、「腰痛、関節痛、肩こり」、「アレルギーの諸症状(鼻づまり・鼻汁、くしゃみ等)」と3つの症状に使用されるOTC医薬品となり、対象が3,380品目と大幅に増えました。それらの品目のOTC医薬品全体に占める金額比率は、2017年スタート時の24%から2022年6月時点では49%超になっています。
そして、2023年7月1日からは、以下のように更に対象品目が拡大しています。
①スイッチOTC | :2,736品目 |
②非スイッチ OTC | :4,036品目 |
合計:6,772品目 |
備考
1.販売金額比率出典元(株)インテージSDI、及びSRI+
2.スイッチ OTC: 医療用医薬品からOTC医薬品(市販薬)に転用したもの
■マイナンバーカードによるe-Taxの利用で申請が簡単に
国税庁の「確定申告書等作成コーナー」から、画面の案内に沿って、金額等入力するだけで、医療費控除やセルフメディケーション税制の申告書のe-Tax による送信(提出)が出来ます。
また自動計算されるので計算の誤りがありません。
また自動計算されるので計算の誤りがありません。
-
セルフメディケーション税制の対象とされる医薬品は、購入した際の領収書(レシート)に控除対象であることを示すマークが印字されています。
製品パッケージを確認してみましょう

セルフメディケーション税制の対象医薬品は原則、その医薬品のパッケージに税制の対象である旨を示す上記の識別マークが表示されています。

★★★ セルフメディケーション税制や医療費控除制度の活用ポイント ★★★
そんな時は、病院や診療所、調剤薬局で支払った医療費の領収書、また薬局やドラッグストアでOTC医薬品を購入した際のレシートを必ず保管しておきましょう。
1年間に購入した医療費(治療や療養に必要なOTC医薬品含む)が10万円を超えた場合は、医療費控除が活用できます。
また、1年間に購入したセルフメディケーション税制対象品目の合計が12,000円を超えていれば、セルフメディケーション税制が活用できます。(但し、両方の税制併用は不可)
*参考:還付金の試算 https://www.jfsmi.jp/lp/tax/refund/

7月24日セルフメディケーションの日/週をきっかけに
ぜひ、セルフメディケーションを心がけてください。
ぜひ、セルフメディケーションを心がけてください。
■セルフケア・セルフメディケーション4つのポイント
1.規則正しい生活を心がける(日常的な健康管理)

不規則な生活や食事、睡眠不足などの不摂生を続けると、体力や抵抗力が落ち、風邪をひいたり、長引いたりすることにもなりかねません。また、日ごろの不摂生が長い間蓄積されると、糖尿病や脂質異常症、高血圧などの生活習慣病を発生させてしまうこともあります。家族や自分の健康管理に積極的に関わることで、知識が向上し、生活習慣の予防や健康維持に大いに役立ちます。
2.健康と生活習慣をチェック

最近では、腕時計型のウェアラブルデバイスや家庭用の電子血圧計が販売されており、また薬局でも簡易の血液検査で血液中の脂質や血糖を測定※できるようになっているので、日頃から健康管理が手軽にできるようになりました。数値とその推移をチェックすることで、健康への意識も高まります。
※参考:薬局の検体測定室 https://navi.yubisaki.org/


OTC医薬品を使った上手なセルフメディケーションで軽度な体の不調は自分で手当てすることができます。
風邪気味だ、頭が痛い、胃腸の調子が悪いなど、日頃よく経験する症状は、OTC医薬品を利用し、無理せず休むことで治ることも多いです。
風邪気味だ、頭が痛い、胃腸の調子が悪いなど、日頃よく経験する症状は、OTC医薬品を利用し、無理せず休むことで治ることも多いです。

家族や自分の症状や怪我の状況を見て、的確な薬を正しく使用することが大切です。
不十分な知識によるセルフメディケーションでは、悪い結果を招くことも。わからないことは、薬剤師や医薬品登録販売者など専門知識を持った人たちに、よく確認しましょう。会員会社の相談室※を利用するのも便利です。
※参考:OTC薬協会員会社の相談室 https://www.jsmi.jp/contact/
不十分な知識によるセルフメディケーションでは、悪い結果を招くことも。わからないことは、薬剤師や医薬品登録販売者など専門知識を持った人たちに、よく確認しましょう。会員会社の相談室※を利用するのも便利です。
※参考:OTC薬協会員会社の相談室 https://www.jsmi.jp/contact/

セルフメディケーションの日
ロゴマークについて
健康でいきいきとした生活に貢献するセルフメディケーションのイメージを、
カプセルと爽やかなブルーのリングで表現しています。
カプセルが放つ7本の光はセルフケア7本柱の推進を意味しており、
「天は自ら助くる者を助く」という自助論の一節を光の輝きで表しています。
