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世界セルフケア連盟

世界セルフケア連盟(Global Self-Care Federation:GSCF)は、セルフメデイケーションの世界的な推進をスローガンに掲げ、1970年(昭和45年)4月、米国ワシントンD.C.にて欧州・米国・カナダのOTC医薬品メーカーの代表者たちによって結成されました。
このGSCFには、現在、日本を含め55カ国/地域が加盟しています。

※なお、2019年6月の理事会・総会において、それまでの世界セルフメディケーション協会(World Self-Medication Industry 略称WSMI)の名称をGSCFに変更いたしました。

当協会との関係
当協会の前身である日本大衆薬懇談会は1971年(昭和46年)に同協会に加盟し、日本からも同協会理事会に会長、理事長ほか数名が選任され参画しております。
 GSCFは、これまで15回の世界大会(総会)を開催しています。当協会では東京で2度の開催を担当するなど、各国の製薬団体との友好を深め、貴重な情報を収集してわが国のOTC医薬品の振興に頁献しています。


世界セルフケア連盟の活動地域

地域 主な活動地域
アメリカ諸地域 アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ、グアテマラ、ニカラグア、ホンジェラス、コスタリカ、エルサルバドル、パナマ、ベネズエラ、コロンビア、ブラジル、アルゼンチン、プエルトリコ
アジア・太平洋地域 日本、韓国、中国、フィリピン、シンガポール、タイ、マレーシア、オーストラリア、ニュージーランド、インド、インドネシア、台湾、ベトナム
欧州諸地域 スウエーデン、ノルウエー、フィンランド、デンマーク、ラトビア、アイルランド、イギリス、フランス、ドイツ、オーストリア、オランダ、ベルギー、スイス、ギリシャ、イタリア、ハンガリー、チェコ共和国、スロバキア、スロベニア、クロアチア、トルコ、スペイン、ポルトガル
その他の地域 イスラエル、南アフリカ


世界セルフケア連盟の主な目的
  1. 政府、医学・薬学専門家、学界、および広く一般の間に、セルフメデイケーションを深く浸透させることにより医療保健システム全般にどのように貢献できるか、についての理解を深めること
  2. 国連世界保健機関(WHO)、およびその他公私の国際機関においてOTC医薬品業界団体を代表し、業界の専門知識をもって、これら機関と相互に有益なプロジェクトの実施に参加すること
  3. 消費者の利益のため、業界と政府の協力を奨励し、業界の責任ある自主規制を促進すること
  4. 国内ならびに国際的に共通する規則などの問題について、会員相互の協力を促し、情報の交換を図ること
  5. OTC医薬品の開発、製造、販売に関し、また特にこれらの医薬品を用いる大衆への情報提供に関し、最高の水準を目指すよう努力すること

WHOとの関係
WHOは1978年(昭和53年)9月、旧ソ連(カザフ共和国)のアルマアタにおいてプライマリー・ヘルスケアに関する国際会議を開き、「西暦2000年までに世界のすべての人に健康を」(<Health for all by the year2000)もたらすことを目標に、プライマリー・ヘルスケアの普及こそが、この目的達成のカギであることを宣言しました。これが「アルマアタ宣言」と呼ばれ、WHOの世界保健戦略のスロ-ガンとなっていますが、この宣言をきっかけにして欧州を中心としたセルフメデイケーション重視の論議が巻きおこりました。
 WHOのNGO(非政府機関)としてのGSCFは、このWHOの世界保健戦略のスローガンを実現するためには、セルフメデイケーションの普及が不可欠であるという考え方に立ち、WHOと連携の上、ここ20数年来、セルフメデイケーションの国際的な普及推進のため、広範囲な活動を繰り広げています。